祖母の仕業　前編

皆様ご存知の通り私は猫が好きですが、
実は正直に申し上げると
猫好きが高じてネコカフェを開業したのではありません[:びっくり:]。
ましてや１匹でも多くの迷い猫、捨て猫を助けたいといった
尊敬され得る高い志を持って開業したわけでもないのです[:冷や汗:]。

阪神大震災被災後、生駒に引越しをしてから
猫を自宅で飼ったことがありません。
それまでは神戸の自宅で約30年間、
延べ５匹?６匹の外出自由な室内飼い猫と
一緒に寝たり遊んだりして暮らしていました。
もちろん全て雑種猫でいわゆる日本猫[:猫:]です。

約15年前?45年前の昔の外出猫の状況として
猫エイズなどの感染病は一般的ではありませんでした。
現在普及している完全室内飼いとは違い、
ご近所の皆さんも当たり前のように
猫を家外に自由に行き来させて飼っていました[:YES!:]。

小休憩。

　３歳３ヶ月のファビがぐるぐる回っています。子猫ではありません[:女:]
　これだけ回ってもまだ回れるのがすごいですね[:びっくり:]

母は子猫が一人前の成猫になるまでに動物病院[:病院:]へ連れて行き、
去勢や避妊手術を飼った猫数だけ受けさせていました。

いりじゃこ、おさしみ[:魚:]の残り、ご飯などを混ぜた上に
かつおぶしをまぶした「ねこまんま」[:おにぎり:]を
祖母の代役でつくることもしばしばありました。

猫の首の後ろの皮をつまんで持ち上げ抱っこすることも
祖母に教えてもらいました。
今ではそんな持ち上げ方をしているのは
動物病院の先生ぐらいしかいないようです[:病院:]。

なのでネコカフェをすることで久しぶりに猫を飼うことになりました。
昔と現在の猫を取り巻く環境や知識、
外飼い・室内飼い、雑種・純血種など
いろんな違いや新しい知識が増えていくにつれ
猫に関して私は実は無知であったことを痛感しました。

　　真っ黒なアメショーがいることも知りませんでした。
　　ククちゃんです。

　　

　　外側に小さくカールした耳のスコティッシュフォールドが
　　いることも知りませんでした。
　　マロンです。

　　耳だけではなく毛もカールした大きいアメリカンカールが
　　いることも知りませんでした。
　　カールスです。

祖母に私が教えてもらった最も重要なことは
外飼いであれ、室内飼いであれ、雑種であれ、純血種であれ、
「猫は可愛い」という大切なことでした。

後編に続く。

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