内装の秘密
2009.12.22
猫カフェ開業のメリットは、
シンプルな造作の居抜き物件などを活用し
内装費を安く上げたとしても
猫カフェとして他と遜色の無い空間が出来ることです。
で、私は前職で多様なマーケティングを学んだはずなのに
上記のメリットを無視し自己の好みの為に
内装に多大な費用投資をしてしまいました[:冷や汗:]。
最近たくさんの猫カフェさんが
当店ほど内装費用をかけずに
上手におしゃれな感じで仕上げ、流行っているようです。
その意味では、当店内装の費用対効果は低いと言えます。
お恥ずかしい限りです。
当初予算外の出費を償還するため、
お店のソフト面(サービス面)の改善を追求し続ける必要があり
良い意味で頭脳労働を強いられております。
「内装の秘密」は「秘密」なので公開できませんが
このままでは本物の愚か者のまま終わってしまうので
秘密の謎を解くヒントをご紹介し、
少しだけ汚名を返上したいと存じております。
長文になりますので、ご興味のある方のみ続きをどうぞ。
キャットテイルの役者なカフェニャンズをもっと詳しく楽しく知りたい方は
猫カフェ部門NO1になった当店のお客様「とうこさん」のブログ
「まどろみTail」がとてもお勧めです[:down:]
https://catouko.blog68.fc2.com/
[:up:]「とうこさん」のブログ[:up:]ですが、楽しんで頂いたなら
必ず「猫カフェ」ボタンのクリックもお願いしますね[:グッド:]
内装ができるまで
?当店の設計者「久富氏」の施工実績は
「シンプルかつ機能的で飽きない内装」です。
一見しておしゃれ感を醸し出すデコレートされた木材や機材などは
飽きる要素が強いためほとんど使用しておりません。
あえてひとつだけあげるなら「積層合板」の断面を
シンプルなデザインのアクセントとしてさりげなく使用したことです。
あと、猫の安全を考え「ガラス」の替わりに「透明アクリル板」を
猫カフェで初導入したのも、猫を飼ったことがない久富氏です。
透明のアクリル板は現在「肉球が見れる天板」として
他店様でご使用されてます。
☆透明アクリル板のおかげで室内からも自分の靴も良く見えます。
?当店の内装のコンセプトを形成したきっかけは、
当時は業界初導入となる蓋付きドリンク容器です。
蓋つきであっても猫に倒されれば多少はこぼれます。
やるならやる、で中途半端は嫌なほうなので、
机にドリンク容器を入れる穴を開けることを依頼しました。
その穴を発展させ当店内装の目玉としたのは
設計者「久富氏」の独自の発想です。
その穴々はカフェニャンズにとって
様々な使い方があるようです。
ちなみに軽食やデザートの容器もふたつきを必須事項とし、
猫を膝に乗せながらでも、中断するときはふたを閉めて頂き
比較的落ち着いて召し上がって頂く様にしているのは
当店のお客様ならご承知だと思います。
部屋の間取りなどは打合せを重ねコンセンサスを取りましたが
それ以外は久富氏にほとんどお任せしました。
開業前、予測不可能な事が多かったので、
使用方法を明確に決めずに作った奥の一部屋は
開業後まもなく「猫の休憩室」になりました。
あと私がこだわりお願いしたのは、椅子の下の荷物入れと
床材に無垢木材を使用することだけでした。
開業後間もない頃、
「お伺いしたときに貴店の床材が傷だらけになっていましたが
何か対策をお考えでしょうか。」と
オープン前の大手某猫カフェ店長様より、
突然メールでご質問を頂きました。
私は「時が経ちよい風合いで床が傷だらけ、になっていれば良いなぁー」と
毎朝雑巾掛けに励みながら思っていたので、
ご返答に困ることがございました[:びっくり:]。
同じ猫カフェ様でも根本的な考え方が全く違うことを実感した瞬間でした。
では、内装の秘密のヒントです。
開業3年過ぎた現在、私がコンパクトにまとめた
当店内装の最大の特長は以下の通りです。
「猫が気兼ねなく安全に室内を全力疾走で立体的に周回出来る内装」です。
ファビやベルを筆頭に「ふれあいルーム」の床に下りずに
内周を全力疾走で周回している場面を見て驚いた方は多いはずです。
それ以外にも細やかな工夫があちこちに散りばめられています。
だからカフェニャンズは3年経っても子猫のように元気に走り回ります。
内装をお褒め頂く方々からその理由を直にお話頂いたり、
ブログで拝見することがありました。
わかりづらい細やかな工夫を明確に述べた方がお一人いらっしゃいました。
その方のブログをご紹介致します。
双葉そら氏のブログ「猫とカフェオレ、ときどき仕事」です。
https://cat2neko2cafe2.blog102.fc2.com/blog-entry-11.html
同業者ではなく、リアルなお客様視点であるお客様だからこそ、
なんとなく実感でき楽しく遊べる隠された工夫なのです。
具体的にその工夫の一部について記述しているのを拝見したときは
その観察力と気づきに双葉そら氏に賞賛のメールをお送り致しました。
11万人の弱小都市、生駒市で長く経営しているお店は
最近すごいと思っています。
内装の秘密でしたが、ご参考にされているお店もあるようで光栄です。
ただ、似ているようで個々の造作のコンセプトが少し違うので、
私から見ると他店様のは当店のとは少し機能面が違うようです。
まるっきり一緒にされるお店様はさすがにいらっしゃらないようです。
費用は多くかかりましたが内装のおかげで
カフェニャンズが今でも元気に遊んでいます。
大変うれしいことです。
実は私を助けてくれたのは久富氏が設計した内装だけではないと
思っています。
もちろん一番大事なことであり、皆さんのご想像通りのことです。
長くなるので、後日ブログにて。
キャットテイルの役者なカフェニャンズをもっと詳しく楽しく知りたい方は
猫カフェ部門NO1になった当店のお客様「とうこさん」のブログ
「まどろみTail」がとてもお勧めです[:down:]
https://catouko.blog68.fc2.com/
[:up:]「とうこさん」のブログ[:up:]ですが、楽しんで頂いたなら
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猫砂やフード類が安く、重い猫砂などもお店まで納品頂けるので
当店は下記の「ペットランド」さんで購入しています(自分用)
11月28日から購入者全員にペットランド特製2010年カレンダーを
プレゼントして頂けるようです。(品切れ終了とのこと)
安い早い選べる!ペットランド
Comment
私がキャットテイルさんを初めて訪れた時ですが、他の猫カフェとは全く違うお店の造りに驚きました。
とにかくすべてが斬新なアイデアに満ちています。
そして肝心な猫たちですが、とにかく元気でみんな個性的(役者的)です。
おやつをあげる時は本当にすごかったですね。しばしのモテモテ王様気分でした。
今回のテーマの「内装の秘密」ですが、私としては非常に興味があります。最後に予告編を書いて続きにするなんて、オーナーさん相変わらず心憎いですね。
宙を舞うように部屋の外周を一気に駆け抜けることの出来るあの猫達の路は、実によく出来ているなぁといつも感心しきりです。
お客さんが席に座っていても自由に疾走出来る造りは、ふれあいルームならではですね。
扉、扉脇の衝立、窓際スペース、客席の背、猫棚、猫トイレの上に至るまで、スペースが全て活かされていて無駄が一切ないところがすごい。
たまにファビ様がトイレ上の棚で走る勢いを止められずに足を滑らせているのも、また可愛いですねー。
kenさん☆
コメント有難うございます。
設計者の久富氏と事前打合せは十分にしましたが
最後は彼にお任せ致しました。
当店の内装は費用対効果を考えると
常識はずれなので
他店様とは全く違って見えたのでしょう。
私のブログの最後の文章ですが、
わかりにくい上に書いていることが
前述と矛盾しているので修正しております。
続きは近々公開致します。
とうこさん☆
実は扉脇の衝立は最初なかったのです。
脱走防止のため脇の椅子の天板を取り外し
衝立にしたのですが、その上から室外へ脱走する
ことも多々ありますね(笑)
その代わり偶然にも1周まわりきるための
最後の衝立となってしまったのです。
いろんな意味で私の力外で恵まれております。